<山裾の温泉宿 福島県福島市 信夫温泉>渡辺良雄が行くみちのく一人旅 「冬の露天風呂と野鳥」
信夫つり橋
  「信夫つり橋」

■福島県福島市郊外に位置する吾妻山麓。
高湯街道に入ると直ぐに、昭和の風情が残る信夫つり橋がある。一年で一番寒さがきびしくなる一月の割には、残雪は少なかった。福島市近郊は雪国ではないけれど、三月の早春期までは雪を見ながら温泉が味わえるのだ。

■東北道は奥州白河の関から、左手に奥甲子温泉。夫婦滝
須賀川市郊外の二岐温泉。郡山市のんびり温泉郷。二本松近在の岳温泉。そして福島には信夫高湯温泉。飯坂温泉と、その全てが高速道から見て西側の奥羽山脈の麓に存在する。

■つり橋の下を流れるのは、吾妻山系から流れ降る須川。その水質は、温泉宿が立ち並ぶところから見ても分かるように、硫黄成分が多量に占めている。その証に、水色はコバルトブルーの流れとなっている。
宿
 「信夫温泉」
■このお宿は、昭和35年頃から営んでいたらしい。
つり橋を渡り終えると、昔風の玄関があり帳場(フロント)がある。露天風呂と山小屋風のレストランは新しく造られている。昔は、内風呂が二つ(男女別)有っただけだったので、やはり露天風呂は楽しみである。

しかし、温泉宿と言うのは、豪華なホテルとは異なり歴史を感じてみたいこともある。そんな訳で、開運の湯。宝泉の湯と掛け持ちしました。戦後間もない昭和初期。そして平成となり20年目となった。そんな事を思い浮かべながら、シャッターをセルフしていたら全てが真っ白けでした!!だって、レンズが汗をかいてるんだもの。


 「湯小屋」
■本屋から、渡り廊下を渡って湯小屋にいく。
浴衣じゃ寒いかもしれないが、其れも風流かな。俺は泊り客じゃないので、タオルを鉢巻きにして一気に飛び込んだ。と言っても、内風呂から露天風呂に行くには、裸じゃ行けそうにもなかった。だって、女風呂が有るしね。

■寒くても暑くても、やっぱり温泉気分は露天風呂が最高です!季節の風。流れる雲。山間から滑り落ちる土息が、生き物達の息遣いを感じます。
今の季節、信夫温泉周辺は野鳥の宝庫なのです。夏場でも鳴き声は絶え間なく聞こえますが、その姿は木々の葉に隠れて確認はできない。しかし、落葉が済んだ冬場なら鳴き声の方を見渡すと餌をついばむ姿が観察できます。
ヒヨドリ:体全体は灰こげ茶色で,頭は灰青色で白い筋が見えるためしらが頭みたい。「ヒヨーヒョー」とよく鳴き庭先の木の実を食べによくきます。この写真は、俺の山小屋に遊びに来るヒヨドリです。
ヤマガラ:スズメくらいの大きさで、背と腹が鮮やかな茶色。ヤマガラは、動きが機敏なので表情が豊かだ。鳴声はシジュウカラに似ているが、よく聞くパターンが「ツーツーピー」の繰り返し鳴くこともある。
 
シジュウカラ:頭部は黒く頬は白い小鳥。胸のあたりに黒いネクタイのような模様が特徴。背中からウグイス色のような淡い緑色をしています。国内では、平地から山林、市街地の公園などでも見られます。
カケス:山地の林によく見られます。鳴き声はしわがれていて、『ギャギャなどと鳴き叫ぶ?
尾が長く、体には色が多くあり美しい鳥の一つです。このブルーハックルで毛鉤を作ると、岩魚がよくヒットするんですよ!
露天風呂「温泉療法」温泉ソムリエ
■昔から、湯治と言う言葉を耳にする。
字の如く湯で疲れを癒すと言う意味だと思うが、心の中までも養生すると言う意味だと考える。一度や二度の湯に浸かり、病が直るのではない。その効果とは、身も心も新鮮なものに蘇えさせる自力効果を指すのだと思う。

■俺は、坐骨神経痛が時々出てくるのです。
以前TV撮影の時に、破れた長靴のまま半日ほど冷たい渓流の中にいた事がある。それ以来、秋口になるとケツッペタから爪先まで激痛が走る。この痛さは半端じゃありません!太股まで引き攣りますからね。もしも、ベッド?で再発したらギブアップ。
今回は、その養生の為に行ったのです。この温泉は、少し温めなので長湯ができます。マッサージしながら、爪先を冷風に当ててあったまると筋肉が柔らかくほごれます。
温泉治療は、自然との交じり合いが大切です。

●信夫温泉のんびり館:福島市桜本字木通沢4  TEL:024-591-1212
信夫温泉アクセス:東北道福島西ICから土湯温泉方面R115を経由してフルーツライン高湯温泉方面。
信夫高湯温泉路線バス:JR福島駅西口より高湯温泉方面約30分。信夫温泉停留所で下車。徒歩2分。