「信夫温泉と観光地巡り」<吾妻山麓の贈り物は美しい磁器だった。>  福島県福島市信夫温泉のんびり館
<このHPは[信夫温泉のんびり館.郡山のんびり温泉] OUTDOOR PLANNER ORIGINAL MAGAZINEです。> 2006.6.10
●みちのく郷土料理と温泉。ルポライター「渡辺良雄」が<みちのく浪漫旅>を紹介しています。
<OFFICIAL SITE>
<<初夏の吾妻山>>
 いつの間にか、吾妻小富士の雪ウサギが消えていた。
5月中旬に見た吾妻山麓。残雪が奏でたウサギの映像は、凄く可愛いかったですよ!其れから一月振りに、信夫の里を歩いてみました。

 私が好きな道は、東北道西側に広がる大笹生から在庭坂地区だ。R13飯坂温泉から、土湯街道に至るフルーツライン。そうです!その名称の如く果樹園地帯を、急がず一歩づつゆっくり歩くんです。前回は、飯坂ICから歩いて荒川資料館に向いましたが、其れはもうピンクの花が満開で本当の桃源郷でした!

 その時には、白い梨の花は開花したばかりでしたのに、今では10円玉程に育っていました。今回の目的は、吾妻山麓の地場粘土を使用した焼き物を拝見しようと思ったんです。陶器ではなく、透き通るように美しい磁器です。
その工房の名は、先達窯といいます。
お客さんでもない一見の私に、工房内を丁寧に案内してくれたんですよ。でも、今回の旅は貧乏旅なので何も買う事ができませんでした。梨畑

次回は、せめてコーヒーカップを買うつもり!雪ウサギのね。


<<しのぶ里歩き>>
◇福島県の県庁所在地でもある福島市。
昔は、羽州街道と奥州街道が交わる「しのぶの里」とも呼ばれていた。
盆地の真ん中には信夫山があり、信仰の山としても親しまれている。

信夫山は、西側の羽山(別名:湯殿山)。中央の羽黒山(別名:谷山)。東側の熊野 山(別名:金華山)の三山(信夫三山)の総称だ。福 島市のシンボルとして知名度が高い。福島盆地を遠くから眺めると、どっかりと腰を下ろしているようだ。古代から山岳信仰が栄えて、山中には由緒 ある寺社や遺跡も多い。山頂からは、福島市街はもちろん吾妻 ・安達太良連峰の眺望が素晴らしいです。
先達窯<<先達窯>>
フルーツラインから、磐梯吾妻スカイライン方面に右折する。
この辺りは、果樹農家が道路沿いに出店するお店が数多く立ち並んでいる。
どのお店も、早稲種桃の出店に備えての準備が始まっていた。
もう直ぐ、県内外からのお客様で賑い始めます。
入り口
高湯街道に通じる最後の交差点を過ぎると、急カーブの右側に先達窯(せんだつ)の看板が見えてくる。程なくして、風雪を感じる「ふくしま先達窯工房の建て屋が見えてきた。
入り口には、何と!紐付き鐘ならぬ磁器の花器が吊り下げられていた。敢えて其れには手を触れずに、大きな声で呼んでみた。
しかし、誰も出てこなかった。
失礼とは思いながらも、工房内を一回りしてしまった。
そこには、粉砕機から粘土を練る機械。その他不明?の設備が所狭しと並んでいた。



工房内<工房の設備は凄い>
焼き物については、自分でも創作した事がある。練機
友達の中に、会津宗像窯で修行していた方がいたからである。この工房を訪れる前に、一応いろいろと調べてきたのだが、普通の焼き物工房(陶器)とは明らかに異なっていた。粘土ではなく、鉱石みたいな石があったからである。

そう言えば、裏磐梯の大倉川沿いには鉱山があった事を思い出した。その鉱山とは、焼き物に使用するケイ石を採掘していたのである。だいぶ前に閉山しているが、地図を調べている内にこの窯元と同じ名前の先達山があったのだ。其処から採掘しているらしかった。



創作
◇誰も居ない工房内を見て廻ってから、ふと東側の屋形に行ってみた。
そこでは、職人さんが一人で削りをしていたのである。行き成り挨拶したのだけれど、これが又穏やかに
<どうぞ!いらっしゃい。>と言ってくれた。すみません!ちょっと見ていいですか?と、聞いてみたところ<自由に見てください!ギャラリーもありますので、どうぞ!>と、仕事中なのにギャラリー内を案内してくれました。
そこには、吾妻小富士のシンボルでもある「雪ウサギ」をモチーフにした磁器の器が沢山飾られていました。磁器ならではの透明感とシンプルさが凄くマッチングしていた。

コーヒーカップ◇一心不乱に、削り整形の創作をしていた職人さん。
私は、トンでもない事を聞いてしまったのだ。
脇から見ると、お地蔵さんの顔のような?其れは何ですか?
ペーパーウエイトです。???ペーパーウエイトって何ですか?
と聞いた途端!ハッと気がつきましたよ。
磁器ギャラリーで、素晴らしい器を見てきたばかりだったので、まさか重石?ジャ無い!
ペーパーウエイトを製作していたなんて、考えも付きませんでした。


ギャラリー◇先達工房ギャラリー
磁器工場の隣に、ギャラリーがある。
殆どが、生活の中で気軽に使える花器や食器でした。丸小瓶
焼き物の感じとして、陶器の場合は何処か暖かいぬくもりを受けるが、磁器と言うと素人目からしてどうしても冷たい感じを受けてしまう。これらは何か?やはり、色合いとか厚みとか音から来るものと思う。金属に例えるなら、鉄とステンレスのような感じがする。

しかし、先達窯から生まれる器には、他では見られない温かみがあるんです。手にしたときの重量感。透けるような釉薬なのだが、器本体が受け止めている。そして、愛着のある雪ウサギをモチーフにしているからかも知れない。


◇先達窯アクセス:福島市在庭坂字後林94     ◇TEL:024-591-3293
<<信夫温泉のんびり館>> 初夏の露天風呂と夏風味ランチは手打ちエビ天蕎麦。
信夫温泉のんびり館
◇信夫温泉のんびり館
姥堂の坂を上り始めると間も無く、信夫温泉の看板が見えてきた。
半日間も歩き続けて、疲れてました。今夜の塒は、吾妻山麓の一軒宿に決めました。既に、長いつり橋の電球は点灯している時間だった。男の一人旅は、寂しい事も有るけど、その哀愁が何とも言えないんですよ。
信夫露天風呂
旅のお供には、いつもギターを持ち歩いています。下手の横好きとでも申しましょうか、須川の水音。若葉の囁き。野鳥の声。そして其処には、甘い香りがする朴の白い花が夢を運んできます。さぁ。明日は何処に旅しようか。そんな時この宿の女将さんから、マタマタ驚きの誘惑があったのです!


何でも、信夫温泉上流には、何処にも紹介されていない幻の大滝が存在していると言う。
山菜採りの迷い人が、今朝偶然にも其れを目にしたと聞いたのだそうだ。その人は、巨大な滝を前にして身震いするほど感動を得たそうである。
そして、手にしていたミズ菜を地面に落としたのも忘れて、急ぎ帰路についたと言うではないか。もう明日の朝が待ちきれません!!

HPレイアウトは、全てドキュメントルポです。 詳しい宿情報はOFFICIAL SITE
アクセス:東北道福島西ICから土湯温泉方面R115を経由してフルーツライン高湯温泉方面。 TEL:024-591-1212
信夫高湯温泉路線バス:JR福島駅西口より高湯温泉方面約30分。信夫温泉停留所で下車。徒歩2分。
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